2020年9月10日木曜日

【山下・鈴木証人尋問13】3月4日の山下証人尋問の間際に、追加としてクライシスコミュニケーション論と彼の業績一覧の文書が提出

山下俊一発言問題、証人採否をめぐる過去の記事は->こちら

山下俊一証人
 3.11から12日目の記者会見。「僕たちはがんになりません、というのは保証できますか?」という外国人記者の質問に、
  「『絶対安心』ということは誰も言えない。しかし、『安心して下さい』とお願いできる。ここは大事です!」と答える山下俊一氏(映画'A2-B-C'(予告編)から)。


被告福島県は、裁判所と約束した当初の予定とおり、2020年2月12日付けで、3月4日に実施予定の山下証人尋問に必要な証拠を提出した(その詳細は->こちら)。にもかかわらず、その後さらに、尋問間際の2月27日になって、クライシスコミュニケーションを語る彼の持論の文書と彼の業績一覧を示す文書を以下の通り提出してきた。

証人尋問が間近に迫るにつれ、クライシス(危機感)が深まり、提出済みのクライシスコミュニケーションの証拠では不安!証人尋問の時に安心して使えるものをと追加したと推測される。
こういう行き当たりばったりのやり方こそ、彼のクライシスコミュニケーション論に相応しい。


 ここでは、山下氏の業績一覧を示す文書(丙B13)を紹介する(そのPDFは->こちら)。

かつて、アインシュタインと共同研究を行った弟子のインフェルトは、アインシュタインの研究室で、彼のノーベル賞の賞状が、箱の中に、その他たくさんの賞状と一緒に無造作にゴチャゴチャと入れられていたことを目撃している(「アインシュタインの世界」209頁)。
真の研究者とはこういう人を言うのだろう。それは、一事たりとも漏らさず書き出し、自分の業績を人々に示そうという根性丸出しのこの業績一覧と好対照をなしている。

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